【重要】助成金活用についての方針〜当事務所での考え方〜
助成金とは、国からもらえるお金のことです。
【融資】とは違って、返済がいらないものなので、活用できるものがあれば活用したいと思う方も沢山いらっしゃると思います。
では、この助成金とはどんなものなのでしょうか。
○助成金
助成金は、大きく分けて2種類あり
厚生労働省が関係している【雇用系】のもの
経済産業省が関係している【研究開発型】のもの
が、あります。
「助成金」は、会社や事業者がお金をもらえるための資格(要件)に当てはまれば、
「申請」をすることで、助成してもらう(お金をもらう)ことができます。
要件に当てはまっていても、勝手にはもらえないのです。アクションあるのみ。
そのため、どのような場面でお金がもらえるのかどうかということを、常にアンテナを張っていないといけず
せっかく助成金を受ける資格があるのに、知らなかったためにお金を受ける機会を失ってしまった
ということもあるわけです。
社会保険労務士はこのうち【雇用系】の助成金申請代行を行っています。
助成金の目的は、たとえば
●職場の環境を良くするためのもの
●新しい人事制度を導入しやすくするためのもの
●従業員の待遇を良くするためのもの
といったものがあります。
今発表されているものは
厚生労働省のホームページから確認できます。
見てわかるとおり、沢山ありますね!
助成金の申請には、法律の知識が必要なことが多いです。
助成金の支給要件(お金をもらうための資格のこと)や、申請方法などが書かれている
「要綱」(手引みたいなもの)というものを見てみると
わからない言葉や馴染みのない言葉が羅列されていることもあるのではないでしょうか。
雇用系の助成金申請についてお考えで、
ただ、内容がよくわからなくて心が折れそうという場合、労働法を熟知している社会保険労務士にご相談ください。
当事務所でも、助成金申請代行は行っておりますが、顧問先様のみに限らせていただいたおります。
併せて、ご理解いただきたい点がございます。
「助成金」は、国のお金だったり、会社から徴収された雇用保険の保険料から捻出されています。
働いている方は、お給料から雇用保険料、引かれていることもありますよね。
実は身近なところで多くの人が関わっている、大切な財源なのです。
助成金を活用するにあたって決して「助成金ありき」の会社経営をしてほしくないという願いがございます。
勿論、会社の制度を整えて、助成金活用を目指していく、というのは素晴らしいことだと思います。
ですが、残念ながら、中には「まだ時期尚早では?」と思う会社さんも、ちらほら。。その場合は、「これからどのような点を整備していくべき」といったアドバイスをさせていただきます。
「お金をもらえる」ことは大変魅力的ですが(私ももらえるものならもらいたいと思います)目先の利益だけで動いてほしくないということです。
あくまでも、会社の【雇用関係に対する努力】があって、(たとえば、職場環境を良くしたい!産休育休の実績を増やしたい!そのために努力をしていきたい という感じ)その延長線上に【助成金】があるという考え方であってほしいと思います。
そうでないと、会社のためにも良くないと考えております。(不正も招きかねないですからね。)
当事務所では会社の成長段階に合わせ、法整備の進み具合を見ながら、時期を見計らって助成金活用を提案していきたいと考えております。
助成金欲しさのために会社本来の事業が疎かになってしまうということはあってはならないことと考えております。
助成金のために事業を行っている、なんてことは私共の願いではありません。
以上が当事務所の方針です。お読みいただきましてありがとうございました。